多重参照

多重参照 [image]
一つの文書が複数の文脈から参照される事
東京営業所の「2010年商況」の中の「10月」のページが、本社で作成した「2010年10月の各営業所の商況」からも参照されているような場合です
この場合、東京営業所の「10月商況」のページが、オリジナルで、本社の「2010年10月の各営業所の商況」の中の「東京営業所」のページはリンクとなります


業務マニュアルでの多重参照の例です
「金券取り扱いの手引き」は、経理担部・得意先部・販売部のそれぞれのマニュアルから参照されますが、文書としては一つです
このように、ナリッジベースでは対象毎に、再編成される為に多重参照を前提とした構造になっています
文書名とページ名
先の例で、単一の文書 東京営業所の「10月商況」は、本社の「2010年10月の各営業所の商況」から参照される場合は、ページ名は「東京営業所」となります
ページ名は、その上位の部・章・節のなかでの該当する文書の位置づけを表す物なので、文書名とページ名が異なる場合もありえます
例えば、東京営業所の「業務改善」の中の「物流の課題」は、物流部の「営業所毎の業務改善の課題」から参照された場合、ページ名は「東京営業所」です
文脈としての参照と文書内の参照
文脈としての参照とは、目次やWebページでのナビゲゲーションメニューに表れる参照で、文書内の参照とは、単に文書の中にリンクが貼られている状態です
多重参照を備えていなければ、データーベース構造としては簡単ですが、読者サイドからすれば、内容全体を把握しにくくなります
又、部分的に Epubやワード文書に出力した場合、その部分は自社サイトの該当ページへのリンクか、空白となってしまいます 
Epub
オリジナルとリンク
例えば、東京営業所で、商品管理による顧客クレームの報告文書を作成した後に
商品管理部が、顧客クレームの実例として、文脈の中で参照した場合に、前者のページがオリジナル、後者がリンクとなります
しかし、その後に、東京営業所では、この報告書は保管不要として、ページを削除してしまう事があります
(この場合、ページ登録は削除されますが、文書データーは文書データーベースには残っています)
このようにオリジナルが削除されると、現在リンクとなっているページで、登録順が早いページが自動的にオリジナルとなります
オリジナルとリンクの区分けは、文書の確認や、校正の手間を二重にしない為の目印で、厳密なものではありません
参照されていない文書 [image]
多重参照に対応した仕様なので、ページと文書とは別です
先の例で、東京営業所の「10月商況」という文書が、最初は「東京営業所の2010年商況」の中のページとして存在して、その文書のリンクが本社の「2010年の各営業所の商況」の中のページとしても存在するという事がありえます(一つの文書が複数のページ)
一方、それぞれのページが削除された場合に、文書だけは文書データーベース内に存在しているが、どこからも参照されない、といった状況も発生します。 (この場合 他ページを参照の画面では、参照外のタブで見ることができます)
データーの最適化を行うと、この参照されていない文書は、文書データーベースから削除されます  
文書ファイル